【重要】ナイトメアのストーリーに関して訂正事項があります。(11/1 23:30) フランスのParis Games Weekにて、フランスのキャリバー勢KeysonaさんとKayaneちゃんが夛湖プロデューサーにインタビュー。二人あわせて30分弱という長尺!
本エントリ後半に大まかな要約を載せておきます。
Soulcalibur V : Keysona & Kayane interview Hisaharu Tago ○ステージ上での体験プレイ
エツィオ vs. ラファエル アスタロス vs. エツィオ レイシャ vs. ヴィオラ ○ロンドンでのプレゼンテーション
Soul Calibur V Panel/ Ezio Demo - MCM London Expo こちらはイギリスのイベントから。
エツィオの紹介などなど。御剣のBGMかっこいいぜ……
さてそれでは夛湖プロデューサーのインタビュー内容を要約します。
こんな時期にここまでしゃべっていいんですか!
●インタビュアー Keysonaさん のパート
開発度は現在60%。オンラインモードやストーリーモードなど、まだ見せていない部分を除けば、概ね完成していると言える段階まで来ている。
Paris Games Week 出展パージョンは東京ゲームショウバージョンよりもゲーム内容が進んでいる。ユーザーのプレイを見たフィードバックを受けて開発に反映させている。世界各地のコミュニティに試作機を貸し出し、体験プレイやトーナメントを行なってもらうことで、開発の参考にしている。
(好きなプレイヤーはいるかとの質問に)特定の誰かが好きということはない。ソウルキャリバーはまだまだ格闘ゲームとして知名度を上げていかなければならない段階。現在キャリバーをプレイしてくれている人は誰であれ好きである
(ソウルキャリバー開発で苦労したことを質問された?)ソウルキャリバーは4以来しばらくの間、続編の開発がストップし、プロジェクトソウルも解散状態だった。ソウルシリーズのファンを待たせたことが一番心苦しかった。
ユーザーの希望をすくいあげる手段は公式ツイッターだけではない。たとえば体験プレイを撮影したYoutube動画を見て修正点を洗い出したり、使ってほしい動きが使われていない場合は再度アピールすることを検討するなどのフィードバックを得ている。
ユーザーの意見をくみあげるうえでは、個々人の意見を個別にとるのではなく、コミュニティと接点を設けて集団としての意見を集めることが重要と考えている。コミュニティの存在はバンダイナムコとしてというよりプロジェクトソウル的にありがたいと感じている。
オンラインプレイに関しても「コミュニティ」が全体を貫くキーコンセプトになっている。発売後、オンラインプレイの機能に関してプレイヤーが不満足を覚えるようであれば、さらに追加の機能をリリースするなどして対応していく予定である。
キャリバー4のオンラインプレイについては反省する面が大きい。同じ轍を踏まぬよう制作を進めており、ユーザーに納得してもらえるよう努力している。
アクティブチームバトルシステム(TAG交代システム)は、完成度の点で不満が残るためSCVでは搭載しない。それに代わる新しい遊びがあるかという点については今後の発表を待ってほしい。
※注・おそらくKeysona氏はソウルキャリバー2時代に搭載されていた、1キャラが1ラウンドを担当する「チームバトルモード」を意識していたのではないかと思われる
夛湖氏自身は格闘ゲームのプロデューサーを務めるのは初めて。夛湖氏自身でもSCVは楽しくプレイできる。初心者がプレイする敷居は下がっていると言える。一方、各国のプレイヤーの体験プレイ会を設けたところ、ガチ勢の人たちも大いに盛り上がっていた。現状うまく開発できていると感じる。
●インタビュアー Kayaneちゃん のパート
【ヴィオラ】
ヴィオラは謎が多いキャラクターで、正体が知りたいという意見をたくさんいただいているが、これは今後のストーリーラインでじょじょに明らかにしていく。SCVのストーリーモードで一気に解明するのではなく、用意したたくさんの伏線を今後のソウルシリーズの続編を使ってじわりじわりと回収していく。
現状の調整では爪の攻撃がメインでオーブがオマケのトラップになってしまわざるをえない状態であるため、オーブを活用して戦えるキャラクターになるよう、調整作業が進行中。
【レイシャ】
レイシャはリーチがのびたという感想をもっているようだが、じつはそれほどのばしてはいない。その代わり連係の手数を増やすよう変更を加えた。
【ナイトメア】
ブレイブエッジはより重くダメージのとれる技を用意している。一方クリティカルエッジには特殊な性能を付与してみた。うまく使い分けてトーナメントに参加してほしい。
ソウルキャリバー4のメアは実体のない状態だったが、キャリバー5のメアには実際の肉体がある。
じつはソウルキャリバー5は前作のジークフリートのエンディングを正史とし、そこに続くストーリーであるが、 その時点でSC4のメアは消滅した。今回登場するのはSC5の新しい個体のナイトメアである。
19分頃の「ソウルキャリバー4でのジークのエンディングを、そのまま、流れで作っているので」という箇所を「ジークフリートのエンディングを正史とし、そこに続く」と解釈し直して記載しましたが、誤った解釈でした。夛湖さんご自身によれば「4のジークとナイトメアの戦いから始まります、てのが言いたかったことなのですが」とのことです(
ツイート元 )。
当ブログの記載が誤情報を生んでしまいました。ここに訂正させていただくと共に、お詫び申し上げます。
【ラファエル】
ラファエルは他のキャラクターに比べると既存作品からの変更が少ないキャラクターといえる。しかし現状のParisGamesWeek版のラファエルが完成形なのではない。各国のユーザーに体験プレイをしてもらい、そこからフィードバックを得て、ラファエルをどう変更していったらよいかというレスポンスを欲しているので、どうか意見を言ってほしい。
【音楽】
今回は中鶴氏一名体制では音楽を作りきれなくなってきたため、新体制に移行するためにCIAと連係することとした。とはいえ作曲者変更によって音楽の質が低下したとなっては不本意であるため、CIAには一流の作曲者と一流のエンジニアを提供していただいている。
【ストーリーモード】
シネマティックな演出にはサイバーコネクトツー社の協力を得ている。CC2社が制作してくれたオープニングとエンディングは既に完成済み。ストーリーモードの新情報は11月公開を予定している。