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自分なりのN択解釈
カテゴリ: 未分類 / テーマ: ソウルキャリバー3 / ジャンル: ゲーム
趣味で読み始めた本にこんな話が書かれていたので引いてみます(大体の要約です)。


3人で行なうピストルの決闘がある。ある朝、クロ氏、グレー氏、シロ氏の3人がこれを行なった。クロ氏は射撃がヘタで、三度に一度の割合でしか的に当たらない。グレー氏は三回に二回は当てることができる。シロ氏は百発百中の名手である。決闘のルールは、射撃の苦手なクロ氏が最初に発砲し、生きていれば次にグレー氏、そして最後にシロ氏の順番で、最後の一人が生き残るまで順番に撃つこととした。さて、クロ氏は最初にどこを狙うべきか?




クロ氏がグレー氏を狙って成功した場合、次に引き金を引くのはシロ氏なので、敗北が確定してしまう。それよりは最も危険な敵であるシロ氏を狙ったほうがマシであろう。これに成功すると、グレー氏はクロ氏を狙ってくるが、生き延びる可能性もないわけではない。
だがこの問題で最善の手とされているのは、クロ氏が空に向かって発砲することである。次にピストルを撃つのはグレー氏だが、グレー氏はシロ氏を狙う以外に選択肢がなく、シロ氏もまたグレー氏を撃つ以外に手がない。クロ氏は最初の一手をあえて放棄することで、グレー氏にシロ氏を殺させるか、シロ氏にグレー氏を殺させることができる。クロ氏は三人でやる決闘の最初の一発を撃つのではなく、二人による決闘の最初の一発を撃つことになるのである。
(新潮文庫「フェルマーの最終定理」より)



一般に格ゲーにおいて、N択時の選択肢は出来る限り少ないほうがよいとされています。5択よりも4択、4択よりも3択、そして3択よりも2択のほうが効率がよく、2択こそは最も効率のよい攻め方であるというわけです。これは妥当な考え方だろうと思います。ですが冒頭の問いは、一見遠回りに見えてもそのことによって自分の取るべき選択肢を減らし、ひいては自分の勝つ確率を上げることのできる手がある、ということを教えてくれているのかもしれません。

具体的な例を格ゲーによって解説しているログを紹介したいと思います。
対戦ゲームトータルバランス調整板 差し合いの心得 おにぎり先生の講義

これは中国の兵法書「孫子」で説かれている「迂直の計」の考え方にも通底するところがあるのではないかと、個人的にはにらんでいます(だとすると遥かな古代にこんなことを見抜いていた孫武の天才に驚嘆するばかりです)。


以上のような議論を僕は自分なりにこのように解釈しています。

2択をかけられる、と思っている相手に2択をかけないことは、最も簡単に相手の裏をかく方法である。
それは一択、すなわち確定に近く、ゆえにN択のなかでは最強のカードと言わざるを得ない。
編集 / 2006.06.18 / コメント: 4 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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