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TGSソウルキャリバートークライブその2
カテゴリ: ソウルキャリバー5 / テーマ: ソウルキャリバー5 / ジャンル: ゲーム
前回のその1では18日の夛湖さん小田嶋さんのトークを掲載しましたが、それに続き今回は16日の由良さん中鶴さんトークショーをレポートしたいと思います。

メモ書きをモタモタとまとめている間に4gamerさんのほうで既に詳細な記事があがってしまったのですが、展開を見るにおそらく4gamerさんの取材は17日のものだろうと思うので、一応自分のメモも無駄ではないかなと思いブログに投稿することにしました。

世界中のアーティストが集結した「ソウルキャリバーV」,CIAブースで行われた,音楽中心のステージイベントレポート

トークは概ねCIA広報の山口さん(ピュラちゃんコスのひと)が質問を投げかけ、由良さん中鶴さんが仕事についてのお話をしてくれる、という流れで進行しました。山口さんの質問をQ.で示します。

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Q.今回のソウルキャリバーVのコンセプトは?

中鶴さん
今回のソウルキャリバーVは全く新しいお話になるということで、それを表現するためにサウンドも変えたいと思っていました。一方、ファンの皆さんのご意見を聞くと、ソウルキャリバー初代のBGMが好きですという話をたくさん聞きます。なので「2012年にソウルキャリバー1を作るとしたらどういう音作りができるか?」というのも一つのコンセプトとなりました。そこで私がディレクションという形で携わりつつ新しい作曲者を入れるという今回のスタイルに至ったわけです。



Q.音楽監督という仕事は耳慣れないが、どんな仕事なのか。

由良さん
私が今回担当する音楽監督という仕事は、まず中鶴さんとの打ち合わせでソウルキャリバーVという作品が持つ雰囲気を明確に把握するところから始まります。次に、その雰囲気の表現にはどんな作曲者を起用し、どんな方法で演奏し、あるいは誰に演奏してもらうのがよいか、ということを考えます。いわばソウルキャリバーVという作品世界全体が、ひとつの統一した雰囲気になるよう、音楽の側面から指揮する仕事だと思って下さい。



Q.ソウルキャリバーVの音楽で注意してほしいところは?

中鶴さん
SCVのバトルBGMの聞きどころは「イントロ」と「メロディ」ですね。このゲームは格闘ゲームなので、まず戦闘開始を盛り上げるためにイントロで引き込む必要があります。イントロでプレイヤーの気持ちをのせておいて、そこにシチュエーションを印象づけるメロディをもっていくという流れです。格ゲーのBGMなのでプレイの展開に音のほうを合わせることを強く意識しています。
以上のことはソウルシリーズの作曲を通じてずっと考えてきたことなんですが、SCVはさらに今までになかった斬新な表現もたくさんとりいれていますので期待していて下さい。



Q.今回の仕事で苦労したことは?

中鶴さん
自分の手で作曲しない、というのを初めて経験したことですね。今まではキャリバーの音楽全体について考えつつ、その一方で曲作りもしていたので、どっちつかずになる危険も時々ありました。今回は由良さんのチームに作曲をお任せするぶん、いかにソウルキャリバーの世界観を説明して分かってもらうか、というところが初めての苦労でした。

由良さん
じつは来週シドニーに行ってオーケストラの録音をするので、本当に苦労するのはこれからなんですが(笑)
これまでの仕事のなかで挙げると、今回は色々なバックグラウンドをもつ色々な作曲家を起用しますので、彼らに作品の世界観を共有すること、そして彼らの意識を統一することがとても苦労した点です。ゲームにしたときに曲のイメージがバラバラということになっては大変ですからね。



(ここで作曲家・菊田裕樹氏が紹介されて登壇)

由良さん
今回は大先輩である菊田さんにお仕事をお願いできて本当によかったです。私が菊田さんの音楽に初めて触れたのは聖剣伝説シリーズで、確か中学生の頃だったんですよ。

中鶴さん
自分は確か高校生の時だったかな(笑)

菊田さん
年齢がわかる話は悲しくなるからやめてください(笑)
今回格闘ゲームの作曲をするのは初めての経験で、おそらくほかの皆さんにとっても菊田とキャリバーというのは全く予想できない組み合わせだっただろうと思います。一種のチャレンジと考えてがんばりました。
でも元々私は格ゲーが、特に3D格ゲーが大好きでして、いままでゲーセンで筐体3つ買えるくらいつぎ込んできました。でも仕事ではずっと格ゲー以外のジャンルの曲が続いていたので、ソウルキャリバーのお仕事の依頼が来たときは「ようやく来たな」と思ったくらいです。

中鶴さん
最初にもらった仕事がそのあとの方向を決定づけることってありますよね。ぼくはもともとオーケストラなんて全然知りもしなかったのに、ナムコに入社してキャリバーの曲を書いて以来、ずっとキャリバーのオーケストラばっかり来るんですよね(笑)
菊田さんには今回、ソウルキャリバーVからの新キャラクターであるヴィオラのテーマBGMを作曲していただきました。

菊田さん
ソウルキャリバーは以前からプレイしてたし、どういう世界観のゲームかということもわかっていましたが、今回担当するのが新キャラクター、しかもダークな雰囲気を持つキャラクターということで、全く新しい挑戦を意識してみました。

中鶴さん
その結果、あがってきた曲を聞いてびっくりしたんですよ。我々プロジェクトがイメージするヴィオラ像と、菊田さんの作った曲が本当にドンピシャではまっていたんです。さらに格ゲーのプレイヤーでもあるということで曲の展開とプレイのリズムがきちんと合っていて、わかってるなぁと思いました。

由良さん
海外の作曲家に依頼すると、映画音楽のつもりで曲を書いちゃうことがよくありますからね。下から上まで、盛り上がりを巧みに演出してくれるのはいいんですけど、一番のピークに達するのが5分後だったりして。

中鶴さん
5分経ったら試合終わってますからね(笑)
先ほどもお話ししたとおり格ゲーはプレイ展開が早くて、キャラクターを選んだあと、まずステージをぐるりと俯瞰して、キャラクターが登場して一言ずつしゃべったら、あとはすぐさま戦闘シーンが始まりますよね。時間にするとスキップを挟まなくても10秒以内には始まってしまう。だからイントロが重要なんです。菊田さんはそこをよく理解されていて嬉しかったです。

菊田さん
ソウルキャリバーVは「最新、かつ古いゲーム」だと思ってます。2012年の最新のサウンドでありながら、しかしソウルエッジ以来15年続く伝統があります。新しさと古さを両方意識しながら自分の音を出すように心がけました。キャラクターの魅力・ゲームの魅力にはまるようにしましたので、是非聴いて下さい。



(菊田氏が退場。ここから発表タイムに)

発表1:三好智己氏が参戦
三好氏は18歳の現役高校生で、今回がデビュー作となる。ハリウッドさながらの映画音楽から日本風の音作りまで多彩にこなすことができるとして由良氏が起用した。ゲーム中ではシネマティックなシーンのBGMを担当する。

中鶴さん
三好くんの音楽は、音を聴いて情景が目にうかぶような音なんです。しかも我々プロジェクトの要求に柔軟に答えてくれる。いや~、若いのに才能を感じるなぁ(笑)



発表2:レコーディングミックスエンジニア ジョン・カーランダー氏参戦
カーランダー氏は若くしてアビーロードでビートルズのレコーディングを担当。その後ロード・オブ・ザ・リングなどの映画音楽、アサシンクリードなどのゲーム音楽で仕事をしている。

中鶴さん
録音次第で音は全然変わってきます。今回はストーリーモードにかなり力を入れますが、プレイヤーのみなさんにソウルキャリバーの世界にひたってもらうにはジョン・カーランダーさんにお願いするのが最適任でした。ふだんは頼んでもやってもらえるとは限らないようなすごい方なんですよ。今回は本当にいい巡り合わせだったと思っています。



発表3:サウンドトラック発売決定

中鶴さん
ふだんはサントラってこんな時期に発売決定しないもので、ゲームそのものが開発終了するくらいの頃合いで「まぁ、出しましょうか」っていうことが多いです。だからいつもバタバタとサントラ作りの作業にとりかかるんですが…。
今回はこれだけ豪華なチームで音作りに取りかかっているので、サントラが出なかったら絶対にもったいないので、発売決定となりました。



発表4:今回はヴォーカル曲がある
歌手のジリアン・アベルサさんが登壇してライブを実施。ソウルキャリバーVの重要なシーンで使われる予定の歌を披露した。まだ歌詞が入っていないため「ラララ…」の仮歌の段階ではあるが今からストーリーモードが楽しみになる曲でした。

ciatalk2_mini.jpg


最後に:

中鶴さん
今までのファンの皆さんにも、ソウルキャリバーVがきっかけで入ってくるひとにも、両方楽しんでもらえることを目指しています。よろしくお願いします。

由良さん
これからレコーディングです。聴いた方に喜んでもらえるように、そしてジョンに怒られないように(笑)がんばりますので、よろしくお願いします!

(トークショーここまで)


実際に曲を試聴してみたい:

東京ゲームショウCIAブースにて18日におこなわれたトークショーでは、試聴コーナーが設けられました。隣接ブースからの音が混ざっていますが、雰囲気だけでも聞いてみたいという方は以下のbysさんのストリーム配信でチェックできます。

http://www.ustream.tv/recorded/17345643
7:50~ イノン・ツル氏作曲のアスタロスのテーマ
11:00~ クリス・ベラスコ氏作曲のジークフリートのテーマ

http://www.ustream.tv/recorded/17345838
4:30~ 菊田裕樹氏作曲のヴィオラのテーマ
8:30~ 中鶴潤一氏原曲・菊田裕樹氏編曲の御剣のテーマ
18:50~ 三好智己氏作曲、ストーリーモードで使用される予定の(?)曲

これは今からサントラ予約確定の予感。特に御剣のテーマはシリーズのファンとしては感慨深いものがあるのでは。



最新動向:

現在由良さん達はシドニーで録音作業の真っ最中。Twitterの由良さんのアカウントでは現場の様子が投稿されています。関心のある方はぜひフォローを。


編集 / 2011.09.23 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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プロフィール

おおさか

Author:おおさか
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生放送 : おおブロ出張所@ニコニコ動画
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都内在住、マキシ使ってます。アーケード版のSC1、SC3AEもプレイします(隔週水・日曜日のゲームニュートン大山店のキャリバー対戦会&大会に参加してます)。

エンターブレイン刊のオフィシャル攻略本ソウルキャリバーV パーフェクトガイドの執筆者です。ブログ記事中でも攻略本の内容に言及することがあります。よさそうな本だ、と思ったらお求めいただければ幸いです。

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